西原町の戦跡・史跡を巡る道(歩行距離約8q)

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【概要】

西原町は沖縄戦で住民の4割以上が戦死した町であり、町のあちこちに戦跡が残っている。また、古い集落も多く、史跡も意外に多い。そんな西原町の戦跡・史跡を巡る散歩コースを案内する。

 

【ルート】

西原バス停(西原中央公民館前バス停)…九六式十五糎榴弾砲…小波津家の弾痕跡…小波津慰霊塔…小波津の日本軍陣地壕…西原村役場壕跡…西原の塔…翁長のヒージャーガー…呉屋の石獅子…西ヌカー…中ヌカー…黒船来航の碑…上ヌ御殿…上森ヌ御嶽…小橋川出身戦没者刻銘碑…前ヌカー…製糖記念小公園…リージメヌー…内間御殿…掛保久の親川…内間バス停

 

西原バス停

30系統(那覇〜泡瀬)のバスなら西原バス停で下車し、兼久交差点から山側へ向かい、700mほど行くと西原町立図書館を過ぎたところに西原中央公民館の入口がある。

西原中央公民館前バス停

33系統もしくは46系統(糸満〜西原)のバスなら、西原中央公民館前バス停を下りてすぐ、中央公民館入口がある。公民館の左から建物の裏に回り込むと、九六式十五糎榴弾砲がある。

九六式十五糎榴弾砲(西原中央公民館裏)

平成16年に西原町幸地の陣地壕から発見され、西原図書館に展示されていたが、住民の反対で、現在の人目に触れにくい現在の場所に移設された。

車道に戻り、北へ向かい、川を渡りすぐに左折し、100mほど行くと二股に道が分かれるが、そこを右に200mほど行くと、小波津家がある。

小波津家の弾痕跡

艦砲の射撃を受けた小波津家。看板が立っているので、すぐにわかるだろう。

小波津家を過ぎるとT字路になるので、そこを左に曲がり400m行くと左側に、小波津慰霊塔がある。

小波津慰霊塔

慰霊塔からさらに西へ向かい300mほど行くと、小波津団地入口の看板がある交差点を過ぎで、すぐの右に曲がる細い車道へ行く。曲がって30mほど行くと右側の藪の中に陣地壕がある。見落としやすいの注意が必要だ。

小波津の日本軍陣地壕

車道から5mほどの藪のなかに下のような立て看板と入口が見える。

壕の中は意外に綺麗だ。

陣地壕から北に向かうとすぐに2車線ある道に出るので、そこを右に曲がる。1q行くと信号のあるT字路に出て、信号を渡ってすぐ左に西原村役場壕跡がある。

西原村役場壕跡

東へ翁長交差点方面に向かうと、すぐに西原の塔がある。

西原の塔(多数の慰霊塔がある)

 西原の塔の右脇の路地を北に向かうと、すぐにT字路になり、右折し、一つ目の路地を左折する。150mほどいくとサトウキビ畑を中を道が180度ターンする。その地点に下の写真のようにサトウキビ畑の中に続く道の奥に白い墓が見える道の中を進むとヒージャーガーがある。

翁長のヒージャーガー

白い墓を目印に、砂利道に入る。

 

墓のとなりにヒージャーガーがある。

ヒージャーガーから車道に戻り東に向かうと、T字路となり右折する。右折して一つ目の路地を左折する。T字路になるので、そこを右折し、さらに一つ目の路地を左折すると県道38号線に出る。県道38号線を横断し、さらに路地を進むと橋を渡りすぐの路地を右折する。西原中学校のグラウンドの裏の道を通り、そこから200mほど行くと呉屋の石獅子という看板があるので、その路地を左折する。すると「呉屋の散歩道」の入口の広場があり、広場の中に石獅子の案内板がるので、それに従い階段を数段下ると石獅子がある。広場の脇のかなりわかりにくい場所にあるので、注意が必要だ。

呉屋の石獅子

人面犬にしか見えない・・・一見の価値あり

石獅子から車道に戻り、東方向に向かうと県道38号線に出る。県道38号線を東へ国道329号線の方に向かい、ローソン前を通り過ぎ、次の信号を左折する。すぐに三叉路となるので右へ行く。100mほど行くと小橋川集落の西ヌカーがある。

西ヌカー

現在は使用されていないようだが、隙間からのぞくと水が湧いていた。

西ヌカー前で再び三叉路になるが、右の道を進み、すぐに右方向に細い路地があるので、その路地に入る。すると中ヌカーがある。

中ヌカー

この井戸も隙間からのぞくと、ちゃんと水が湧いていた。

路地を進むと細い路地の十字路に出るので左折する。左折して真っ直ぐ行くと小橋川公民館があり、T字路となるので左に曲がるとすぐに、公民館の左脇を登る階段があるので、その階段を登る。階段を登ってすぐ右に行くと再び階段があるので、それを登る。すると下ヌ御殿という立派な拝所がある。

下ヌ御殿

沖縄に数ある拝所の中でもかなり立派な建て屋である。拝所のとなりには井戸がある。

さらに階段を登ると広場に出て、黒船来航の碑がある。

黒船来航の碑

ペリー一行がここで幕営したという。確かに眺めも良く平坦で天幕を張るには絶好の地だ。

ペリーのことが書かれた新しい碑がある。

さらに階段を登ると上ヌ御殿の拝所がある。

上ヌ御殿

下ヌ御殿と全く同じ作りだ。

上ヌ御殿の左には、小橋川出身戦没者の碑がある。

小橋川出身戦没者の刻銘碑

2003年に建てられた新しい碑だ。

さらに長い階段を登りきると上森ヌ御嶽がある。

上森ヌ御嶽

今帰仁への御通し(遥拝所)の御嶽らしい。今帰仁方面は全く見えないが・・・

展望を楽しんだら階段を再び下り、小橋川公民館前の道を戻り、やや大きな道を左折し、すぐに一つ目の右に折れる道に入る。すると前ヌカーがある。

前ヌカー

コンクリートでふさがれているが、パイプが見えるので現役で使われているのだろう。

前ヌカーから真っ直ぐ細い道を進むと、西原東小の入口前のT字路を右折する。200mほど行くと細い川を渡り、その川沿いの道を南へ海の方向へ歩いていくと国道329号線に出る。329号線を、右折し、小那覇交差点を渡るとサンエー西原シティ前に製糖記念小公園がある。

製糖記念小公園

現在サンエー西原シティのある場所は、1999年まで巨大な製糖工場があった。それを記念した小公園があるが、なかなか見ごたえがある。

サトウキビ搾汁機も2台展示されている。

小那覇交差点を海の方向に渡り、329号線のすぐ裏の路地を左に入っていく。そして200mほど行くと川のほとりにリージメヌーがある。

リージメヌー

拝所と水の涸れた井戸がある。

 

リージメヌーの先に一つ目に左に向かう路地を曲がると、内間御殿の鳥居が見える。

内間御殿

沖縄戦時に数多くの砲弾を受けた鳥居だが、倒れずに未だに当時の姿のまま残っている。

内間御殿の手前にサガリバナの樹がある。

緑に包まれた内間御殿の東江御殿は、意外に簡素なつくりだ。

内間御殿の中には4カ所の湧水がある。

内間御殿の西江御殿前の道を右へ海方面に行くとT字路となり、右折し真っ直ぐ行くと掛保久の親川がある。

掛保久の親川

立派な建屋の中に水が湧いている。

親川の前を右折すると、国道329号線に戻る。左折するとバス停がある。

内間バス停

 

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