【場所】
西原町の県道34号と県道155号が交わる呉屋交差点から、県道155号を首里方面に1qほど行き、小波津団地入口の看板のある右に曲がる道をすぎ、次の右に曲がる路地を入り20mほど、チチンダグスクというこんもりした山の裏側に陣地壕がある。
【駐車場】
駐車場はないので、周辺に路上駐車するしかない。
【沖縄戦での戦闘】
1945年4月22日から5月3日かけて、歩兵第32連隊第1大隊伊東大隊(799名)と歩兵第89連隊第1大隊(799名)が小波津で戦闘を行った。その際にこの壕が使用されたものと考えられる。
【感想】
自然ガマに手を入れた多くの壕と異なり、入口から手掘りされた壕らしい壕である。車道から近く、壕内も乾燥していて中に入りやすい。
車道からかすかに見える踏み跡を5m行くと壕口がある。
壕の前には、「きけん」と書かれた立て看板があるが、逆にこれが目印になっている。
入口にはコンクリート製の杭が2本たっている。壕口は本来より爆破などにより広がっているのだろう。杭は上面に届いていない。