【場所】
県道38号の翁長交差点を、西へ幸地・小波津方面に曲がり、右に向かう一つ目の道を右折し300mほど行くと、同志建設工業という会社の小さな看板があり、そこを左折する。100mほど行って急カーブするところの右側のサトウキビ畑の中にカーがある。
【駐車場】
路肩に駐車できるスペースがある。
【歴史】
資料が何もないが、素朴な石積みからして、19世紀以前のものだろう。
【現在の利用】
周辺の畑に流れ込んでいるので水源として使用されている。
【感想】
手作り感のあるカーで気に入った。周囲がサトウキビ畑でのどかなのも良い。カーの形は
当山ガーにそっくりだ。
サトウキビ畑の中の道を白いお墓の方へ行ったところにカーがある。
お墓の横に、石垣のある小さなカーが翁長ヒージャーガーである。
石垣はただ積み上げたという感じで、手作り感あふれるつくりだ。
写真では藻のせいで澄んでいるように見えないが、実際はとてもきれいな水が豊富に流れ込んでいる。 この藻はシマチスジノリというらしく、沖縄本島とマリアナ諸島に分布し、沖縄本島中南部、本部半島、金武町などの石灰岩地域の湧井泉に自生しているという。
2度目(2014年)に行ったときには標柱が立っていた。西原町は、最近マイナーな史跡も保全し、整備してくれており、うれしい限りだ。
2度目に訪れたときには、草が繁茂していたが、これもまた良い雰囲気だ。
湧水の前に広がるサトウキビ畑も良い雰囲気で、個人的に好きなところである。