垣花樋川 南城市垣花
 
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【場所】
県道137号の仲村渠(なかんだかり)バス停から北に向かう路地に入り、カフェ風樹をすぎて100mほどのところに垣花樋川の入口がある。入口から石畳道を下ると辿りつく。
もう一つの行き方は、県道137号の仲村渠(なかんだかり)バス停から北に向かう路地に入り、一つ目の右へ下る路地を進む、T字路となりそこを左に曲がり、道の終点まで行くと、垣花樋川の駐車場がある。
 
【駐車場】
石畳上の入口に数台駐車できるスペースがある。ただ近年は非常に人気があり、週末ともなるとすぐに満車になる。
湧水脇の入口には5台くらいは駐車できるスペースがある。こちらは道標がないためか、車が少ない。 
 
【歴史】
作られた時代は不明である。石垣の古さから見るに数百年は経っているだろう。
 
案内板には以下のように書かれていた。
右側から出る水を男(イキガ)川、左側から出る水を女(イナグ)川という。その下流の浅い水たまりが、馬浴(ウマアミシー)川で、ここで馬に水を飲ませたり、馬の体を洗ったりしていた。樋川から流れた水は下の田を潤し、かつては稲作が盛んであった。樋川から垣花の集落へは傾斜のある石畳道があり、かつては村の人々がこの川で水浴びをし、洗濯や野菜洗いをし、水を汲んでこの坂道を行き来した。石畳の途中には女達が一息入れた中休み(ナカユクイ)石、上ユクイ石が残っている。
環境省により1985年(昭和60年)名水百選のひとつに選定された。
 
【現在の利用】
観光地。沖縄の湧水で観光客が訪れる唯一の湧水だろう。地元の子どもたちの遊び場でもある。また周囲のクレソン畑や水田の水源となっている。
 
【感想】
沖縄で名水を一つ選べと言われたら、やはり垣花樋川だろう。何よりもロケーションがすばらしい。垣花樋川からは志喜屋漁港や、アージ島、百名ビーチなどを見渡す絶景が楽しめる。そこに水量豊かな湧水が水音を立てて流れ、かつて馬の体を洗ったというため池には小魚やサワガニなど多くの生物が生息している。さらに古い石畳道も残っている。このような湧水は全国的に見てもないだろう。しかし最近有名になりすぎて、人が多すぎるのはうれしいような悲しいような。かく言う自分も湧水巡礼のホームページを作っているのだけど…
 
眺めの良い垣花樋川。この日もため池で子供たちが遊んでいた。
 
 
 
左上に見えるベンチの裏の方に湧き口がある。ため池を湧水と思っている人も多いが… ベンチもあり、人が少ないときはここでのんびりすると気持ち良い。
 
 
 
ため池に滝となって水が流れ込み、滝に苔が生えて美しい。
 
 
 
樋から勢いよく綺麗な水が流れ込む。
 
 
 
湧水のとなりに拝所がある。
 
 
 
水音が心地よく、山奥にいるような気になる。
 
 
 
鬱蒼とした樹林で覆われた崖から水が湧いている。
 
 
 
 クレソン畑があり、のんびりするのは本当に良いところだ。
 
 
 
クレソン畑に湧水が流れ込む。クレソン畑にはシリケンイモリが多い。
 
 
 
湧水へと向かう道。
 
 
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