与座ガー 糸満市与座
【場所】
与座交差点から県道52号線を高良方面に向かい、1qほどのところにある急カーブを過ぎてすぐの道を右に曲がると与座ガーがある。
【駐車場】
カーに隣接した駐車場がある。カー専用の駐車場とはさすが与座ガーである。
【歴史】
琉球王府時代18世紀に整備された井泉。戦前は高嶺製糖工場の動力源として利用されたという。
沖縄戦時には多くの住民が、水を求め、この地で戦死した。米軍は井泉を集中して攻撃したため、多くのカーでもこのような悲劇があったのだろう。
現在の施設は2000年に整備された。
【現在の利用】
隣りに水道施設があり、与座地域の飲用水、農業用水として現役で使用されている。
【感想】
水量からして沖縄を代表するカーである。しかし、過剰に整備しているが故に魅力を失い、残念でならない。せめてカデシガーや垣花樋川程度の整備にとどめていたら、味わい深い湧水となっていただろうに・・・
大量の湧水が洞穴から出てくる。
湧水が流れていく先には、サトウキビの苗が浸かっていた。
さらに流れ下ると戦前まで使用されていたという製糖用水車のモニュメントがあった。
農業用の水を取水できるポンプがあった。脇の看板には洗車は禁止と書かれていた。
子ども用プールらしいが、時は2月。一面に藻が浮かんでいた。
拝所。三つ並んでいる。
「神聖な場所」と書かれているが、整備しすぎて児童公園としか思えない。
湧水の脇にはカンヒザクラが咲いていた。