【場所】
パイプライン通りの伊祖公園があるところの十字路を大謝名方面に向かうと急な坂道となる。十字路から100m弱のところに「地上高3.5m」と書かれた標識がある。そこを左に入る細い道をたどっていくと立津ガーに着く。
【駐車場】
駐車場はないので、伊祖公園の駐車場に止めることをおすすめする。そこからでも徒歩5分くらいである。どうしても車でという方は、立津ガーに続く細道(砂利道)の途中にスペースがある。
【歴史】
製造年などは不明であるが、伊祖グスクの用水に使われたという言い伝えがあるので、三山時代からのだろう。伊祖グスクを居城とした英祖王(1229年? - 1299年?)が使ったとも言われるがどうだろうか。現在の井泉はかなり改装され、原型をとどめてはいない。また1994には、立津ガーの近くにある油送管から油が漏れ、この泉から油が湧出し、付近住民や漁業関係者に多大な被害を与えたという。
【現在の利用】
畑や水田の水源ともなっている。夏は子どもたちの遊び場になっている。また拝所を訪れる人がとても多い。僕はここが大好きで何度も行っているが、5割の確率で拝んでいる人に出会う。
【感想】
沖縄で最も好きな湧水である。デイゴの木の下にこんこんと湧く水量豊かな湧水と、そこに生息するメダカやテナガエビなどたくさんの生き物。静寂な雰囲気。実によい。
【その他】
牧港小がとなりにあり、生徒たちはこの湧水を利用して稲を栽培しているという。