荻道大城湧水群 北中城村荻道
 
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アガリヌカー
 
【場所】
県道146号線を普天間方面から来ると、中村家住宅入口のすぐ手前の東屋があるところの下にアガリヌカーがある。県道沿いのなのでわかりやすいだろう。
 
【駐車場】
駐車場はないので、中村家住宅か大城コミュニティーセンターの駐車場から歩いてくると良いだろう。
 
【歴史】
荻堂大城湧水群の中でも最大級の水槽があり、水量も多く綺麗な水があふれ出ている。周囲は小公園になっている。1925年に屋根が作られ、1959年と2001年に改築された。生活用水や「若水」、「産水」、飲料水として1960年頃まで使用していた。アガリヌカー公園として、2001年に整備された。
 
【現在の利用】
現在は公園の一部として利用されているが、水自体は利用していないようである。
 
【感想】
水量も豊富で、綺麗に整備されているが、これだけ綺麗な公園になってしまうと、歴史の証人としての湧水の魅力が逆に無くなってしまいそうだ。湧水ファンの我がままであろうが・・・
 
 
水槽は横に長く大きい。屋根は新しいが周囲の石垣は古そうだ。
 
 
 
シーサーが守る湧水というのも珍しい。
 
 
 チブガー
 
【場所】
県道146号線を普天間方面から来ると、荻道の集落を抜け、道路が緑色で舗装された急カーブがあるが、そのカーブの左側にチブガーがある。
 
【駐車場】
隣接するチブガー庭園の前に駐車スペースがある。
 
【歴史】
荻堂大城湧水群の中で最古のカーとされるが築造年代は不明。かつては「産水」など清めの水として使用され、また生活用水としても利用されていた。現在はチブガー庭苑として整備されている。
 
【現在の利用】
 
 
【感想】
三層になった石組みが立派であるが、現在は水量は少ないが、水が多く溜まっている。

 
三層になった石組みの下に水溜がある。
 
 
イリヌカー
 
【場所】
県道146号線を普天間方面から来ると、荻道の集落を抜け、道路が緑色で舗装された急カーブがあるが、そのカーブの手前左側にチブガーがある。
 
【駐車場】
隣接するチブガー庭園の前に若干の駐車スペースがある。
 
【歴史】
このカーの築造年代は詳らかではない。大城集落の主に西側の住民が飲料水として利用していた。1922年に、カーの上にコンクリートでごみ除け用の屋根が取り付けられた。このカーは水量が豊富だったため、1935年頃、このカーを水源として集落内に簡易水道が布設されたが、水の流れはあまり良くなかった。
 
戦前は旧元旦の早朝、主に集落西側の子供たちが若水として汲んできて、それをヒヌカン(火の神)や仏壇等に供えて、新しい年の家運隆昌と家族の健康を祈願した。戦前は旧正月2日、現在は正月3日に字の役員、有志が水の恵みに感謝してハチワビー(初御水)の祈願をしている。
 
【現在の利用】
拝所として利用されているが、水自体は現在では利用されていない。
 
【感想】
現在は水量が少なく、水溜の水も濁っており残念。石組みはかなり古そうで趣がある。
 
 
由緒ある湧水だが、水量は少ない。
 

 
イリヌカーのとなりは公園となっている。 
 
 
ヒージャ−ガー
 
【場所】
荻道の県道146号線沿いにある。 
 
【駐車場】
ヒ^ジャーガー前の小公園に駐車できる。
 
【歴史】
1924年の改修の時、横穴を掘ってから水がよく出るようになり、飲料水やウブガ―(産井戸)としても利用するようになったそうである。
この井戸は、石積みや桶、石敷き、周囲の石留め石積みなどが当時のままよく残っている。
1965年12月に水道が通水されるまで大半の家庭が、この湧水を飲料水として利用し、1924年改修後、 メーヌカーに代わってウブガー(産井泉)として新生児のウブミジ(産水)にも利用された
 
【現在の利用】
現在は水自体は利用されていいないようだ。
 
【感想】 
県道の崖下からコンコンと水が湧き出ており、荻道大城湧水群の中でも趣がある。また、そばにはサガリバナの樹があり、夏は綺麗だろう。
 
 
 大正に改修された当時のままの施設が残っている。
 
 
 
ヒージャーガーのとなりは小公園となっている。
 
 
 
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