仲順カ−グヮー(井泉小)・ウフカー(大井泉) 北中城村仲順
【場所】
沖縄県中頭郡北中城村仲順82の路地を挟んで東側。県道81号線の仲順バス停近くの「ヒロ電機」脇の路地に入り、北へ150mほど坂道を登って行くと、仲順公園が見え、その手前右側にカーグヮーとウフカーがある。
【駐車場】
湧水のすぐ北にある仲順公園付近の路上に停車できるスペースがある。
【歴史】
詳しい歴史不明であるが、仲順の村井戸であり、かつては生活用水として、そして近年まで産水や若水として利用されていたらしい。
【現在の利用】
水自体は利用していないようだが、地元の方々の重要な拝所となっているようだ。
【感想】
二つの湧水が並び、かつ石垣が大規模で美しく、見ごたえがある。
カーグヮーは4段ある石積みに苔が生えて美しい。つくりは、同じ北中城村にある大城の
チブガーや喜舎場の
ウフカーに似ている。カーグヮーの意味はカー(井泉)グヮー(小)で、小さい井泉となるが、決して小さい井泉ではない。なおウフは大きいの意味である。
水量は少ないが水は冷たく綺麗だ。小魚やオタマジャクシが泳いでいる。
カーグヮーのとなりには鍵がかかり、厳重に管理されたウフカーがある。ここまで厳重なのは、これまで紹介した湧水の中では、
掛保久の親川と
与那原親川くらいであろうか。
香炉が置かれていることから、拝みの対象はウフカーであり、産水や若水を汲んでいるのだろう。
仲順の集落の上の方にある。左に見える路地の奥にカーグヮーとウフカーがある。
ウフカーのすぐ上には仲順公園がある。