前の井(メエヌカア) 与那原町上与那原
 
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【場所】
与那原町上与那原75−2付近。国道329号線の与那原交差点の手前、那覇よりに、与那原町役場入口の看板があるところで、役場方面に曲がる。329号から250m進み、役場へ向かう道がほぼ直角に曲がるカーブのところを、直進方面にある細い道に入る。道なりに進むと役場裏の広場がある。広場前の路地を曲がり100mほど行くと前の井がある。

【駐車場】
湧水のとなりに、駐車できそうなスペースがある。
 
【歴史】
案内版には次のように記されている。
 
「前の井は、約180〜190年前に作られたといわれ、王府から上納成績優秀な村に贈られた御拝領井である。
共同井戸として長年使用され、部落の祝祭行事の拝み、元旦の若水もここから汲んだ古井であり、現在も安らぎと憩いの場としての区民交流の場所である。」
 
 
また、碑文には以下のように記されている。
 
「井戸は200年前琉球王朝時代に出来た由緒ある井戸で、文化財として拝んで居ります。みなで大切にし、きれいにしましょう」
 

【現在の利用】
現在は拝所となっている。 

【感想】
与那原町では貴重な「水が見える」湧水で、また独特の形状をしており興味深い。御拝領井なる、王府から与えられた井戸があることも初めて知った。調べてみるとうるま市の嘉手苅井も御拝領井らしい。
 
 
 
アポロ宇宙船の司令船のような形をした、金網が目を惹く。円形に二重におおう石垣はなんのためだろう?二重にしなくてもよいのではと思うが、外側の石垣に腰かけて一服するためだろうか。
 
 
 
 
近づくと直径2mほどの大きな穴が開いていることがわかる。確かにこれでは、子どもが転落したら大変だ。コンクリの蓋で覆わず、金網にして水が湧いているところがみられるようにしているのは、ありがたい。特に、与那原の湧水の多くはコンクリの蓋がしてあるので、このような金網による保存はできないものかと思う。
 
 
 
水の表面には塵が浮いているが、水自体は澄んでいて綺麗だ。
 
 
 
湧水は集落の中にある。
 
 
 
碑文がある。
 
 
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