幸地ヒージャーガー 西原町幸地
【場所】
西原町幸地1449番地の近く、北緯26.229659、東経127.746721付近。翁長交差点から幸地公民館方面へと登る道の途中の崖下の道にある。
【駐車場】
カーの脇に駐車できるスペースがある。
【歴史】
17世紀に編纂された『琉球国由来記』には、正月には幸地のヒージャーガーから水を汲み、琉球国王に献上したと記されていることから、由緒あるカーと考えられる。
また以前は樋から水が流れて出ていたという。
【現在の利用】
カーのとなりが畑であり、農業用水として使われているようである。
【感想】
由緒ある古いカーにも関わらず、排水溝のようなつくりで残念である。石碑は立派だか、カー自体も水に親しめるような配慮をしてほしいものだ。
ヒージャーガーを訪れた時、 ちょうどバケツで水を汲んで、畑に撒いている方がいた。現在でも農業用水として重宝されているようだ。
法面の土管から水があふれ出るさまは排水のようだが、水は澄んでおり綺麗だ。
カーの前には、カーの形状とは不釣り合いな立派な石碑と古い石碑、そして香炉がある。今でも住民に大切にされているのだろう。
法面の上は道路である。この道路工事により、カーは破壊されてしまったのだろう。