伊祖メーヌカー 浦添市伊祖
【場所】
沖縄県浦添市伊祖4丁目13−1のすぐ北側。浦添総合病院の裏手にある。
【駐車場】
となりが、浦添総合病院の有料駐車場であり、病院に用がある人以外も停められるようだ。しかし、浦添大公園の駐車場からも300mくらいなので、散歩がてら歩いて回るのもよいだろう。
【歴史】
昭和 40 年代まで使用されていたとのことだが、詳細は不明。
【現在の利用】
水は現在は使用されていないようだが、カーウガミ(井泉拝み)は高い頻度でおこなっているようだ。伊祖に限らず浦添はカーウガミをする人が多いように感じる。
【感想】
新しい家の多い住宅街の中にある、昔ながらの湧水である。一歩足を踏み入れると、突然、時代を遡ったような感覚になるのが、沖縄の湧水の魅力の一つであろう。ソテツが周囲に植えられた湧水は雰囲気も良く、気に入った。
この湧水の最大の特徴は、大きなソテツが植わっていることだ。湧水は、暗くじめじめした所にあることが多いため、日光を多く必要とするソテツが植えられていることは少ない。この湧水は、斜面の下にあるが日当たりはそれなりによさそうだ。
水溜の前には小広いスペースがある。
半円形の水溜で、石垣から察するに、かなり古い時代に作られた湧水だろう。水溜の奥には香炉が置かれている。水量は多く、藻が多いものの、水は澄んでいた。
湧水は斜面の下の、ちょっと掘られたところにあるのがわかる。