ハンタガー 那覇市繁多川
 
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【場所】
沖縄県那覇市繁多川2丁目16−8のとなり。那覇市松城中学校のすぐ南にあたる。

【駐車場】
周辺に駐車場はないが、湧水の前に短時間なら周辺に駐車できそうなスペースはある。

【歴史】
案内板には以下のように書かれている。
繁多川字指定文化財 ハンタガー(繁多川)

『ハンタガーとは元々、ハンタ(端)にある井泉(せいせん)を意味したとされ、この呼び名に「繁多川」の字が当てられ地域の名称になったともいわれる。ハンタガーは、シチナンダヌカー(識名平の井泉)とも呼ばれ、地域の人々の飲料水や生活用水に利用されてきた。昔は旧暦の6月26日になると、メーミチー・素意の3つの井泉(せいせん)とも「カーヒラシー」(井泉浚い)が行われた。中の水を汲みだすと、エビや魚が取れ、子どもたちの楽しみの一つだったという。』
以前は、格子でふさがれていたようだが、近年改修され、格子が撤去され、新しい屋根がついた。湧水好きからすれば、水深の浅い湧水は、ハンタガーのように格子を取り払ってもらえればいいなと思う。

【現在の利用】
水は現在は使用されていないようだが、カーウガミや清掃は頻繁に行われているようだ。

【感想】
住宅密集地の中に、生活感が残る静寂な湧水があることこそ、沖縄の湧水の最大の魅力だと思う。この湧水も、沖縄に来た当初にたまたま見つけたが、水の湧く窪地に入ると時間を遡ったような感覚になった。沖縄の湧水を「祭りの後」と称している方がいたが、その通りだと思う。良い湧水である。

住宅街の中の窪地に、きれいに管理されたハンタガーがある。

水溜には立派な屋根がある。湧水を改修するなら、このような感じにしてほしいと個人的には思う。

水溜の左脇に香炉が置かれている。

水は少ないがきれいである。魚はいなかった。

おそらく洗濯場として使用されていたと思われる、もう一つの水溜がある。

幅広い階段を降りた先に湧水がある。

気にしていないと見逃してしまいそうだが、掲示板の裏にハンタガーがある。

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