吉岡隊陣地壕 南城市知念字久手堅
【場所】
南城市知念久手堅539付近。知念岬と「がんじゅう駅・南城」の中間にある丘にある。歩道からも壕の入口が見える。
【駐車場】
知念岬に広い駐車場がある。そこから壕まで100mちょっとである。
【沖縄戦での戦闘】
この場所は詳細はまだ調べていないが吉岡隊という隊の陣地壕であった。吉岡隊は2門の速射加農砲を知名と斎場御嶽に設置していたらしいが、1945年4月には米軍の反撃にあい、加農砲は破壊されたらしい。その後、吉岡隊は全滅したという。
【感想】
壕内は一部崩壊しているが、側道も含めて非常にきれいな状態で残っており感動した。今は平和でネコが多い
知念岬においても、隊が全滅するような戦闘があり、悲劇が起きたことを伝える貴重な戦跡である。
壕の入口は歩道からすぐのところにある。しかし現在は崩落の恐れがあるため、立ち入り禁止になっており、「はいらないでください」と書かれた立て看板がある。
壕の入口。丘の反対側の出口が見える。
壕内から入口を振り返る。
人が立って歩き、かつすれ違うのに十分な広さがある。
ところどころ土砂が崩落している。
側道も複数あり、複雑な構造であることがわかる。
壕は砂岩を掘って作られている。
丘の反対側の出口。すぐ先は崖で、戦時中も見張り窓として使用したと考えられる。