【場所】
国道329号の津覇小学校前の信号を海岸方面に曲がり、450mほど行くと左側に畑の中にこんもりとした雑木林が見えてくる。その中に津覇之寺があり、社の左奥にトーチカが残っている。
【駐車場】
駐車場はないが、路肩に駐車することができる。
【沖縄戦での戦闘】
牧港〜嘉数〜我如古〜上原〜和宇慶を結ぶ日本軍防衛ラインの東端にこのトーチカが位置している。トーチカの銃口は北と上原方面に向いており、進撃してくる米軍を南上原の陣地からの砲撃とこのトーチカで攻撃したものと思われる。しかし、トーチカには傷ひとつないため実際には使用されなかったのかも知れない。
【感想】
破損もなく、これほど状態の良いトーチカが残されていることに驚いた。寺という聖域であったため、撤去されずにそのまま残ったのだろう。一見の価値がある。
津覇之寺の社の左奥にトーチカが見える。
トーチカは半分埋もれており、上にも土がのっているが、トーチカ自体は非常に綺麗に残っている。 後ろに見えているのが社。
3か所ある銃口も半ば埋もれている。