潮平権現壕 糸満市潮平
 
お散歩マップはこちらから
 
トップページに戻る
 
戦跡一覧に戻る
 
【場所】
糸満市の331号の潮平交差点から県道82号に入り、500mほど行ったところに潮平公民館がある。潮平公民館の少し先、滑り止め用の赤い舗装が途切れたところを左折する。しばらく行くと広場があり、そこを通過し、ビニルハウスのたくさんある民家のところを右折する。100mほど行くと十字路があり、そこを右折するとすぐに右側に鳥居が見え、そこが潮平権現壕である。
 
【駐車場】
鳥居の手前に駐車できるスペースがある。 
 
【沖縄戦での戦闘】
潮平権現壕に避難していたおよそ560人の住民全員が、沖縄戦を生き延びた。壕の入口の鳥居は、壕にいた住民を守ってくれた神様に感謝するため、戦後、建てられた。潮平権現壕は沖縄戦前、住民全員が生活できる壕を探している最中に、偶然見つけた自然の洞窟である。壕の奥行きは200メートル余りあるという。
 
昭和20年5月中旬、南部に撤退してきた日本軍が壕にやってきて、住民に立ち退くよう命じたが、住民のほとんどが壕に残った。そしてひと月後の6月14日、壕のまわりにやってきたアメリカ兵の投降に応じて、全員が生き延びたという。
 
【感想】
壕の入口には「手榴弾注意」という看板があり、中に入るのがためらわれるが、中はかなり広く奥行きがあり、食器の破片など生活跡が多数残っている。沖縄で中に入ることのできる壕としては最大規模だろう。懐中電灯さえあれば問題なく見学することができる。
 
 
戦後建てられた鳥居。
 
 
 
「潮平権現之由来」が書かれた石碑。
 
 
 
 
壕の入口。
 
 
 
壕の入口には「手榴弾に注意」の看板がある。
 
 
 
中にはたき火のあとが複数ある。
 
 
 
茶碗の破片が多数散乱していた。
 
 
 
水がしみだしているとこもある。壕内で水が得られたのであれば、比較的ましな避難生活だったろう。
 
 
 
入口から80m付近で壕が狭くなったので引き返した。
 
 
 
外へ出ると入口の光が眩しかった。
 
 
 
お散歩マップはこちらから
 
トップページに戻る
 
戦跡一覧に戻る
inserted by FC2 system