アブトゥガマのトーチカ 読谷村都屋
【場所】
県道6号線沿いの読谷漁港(都屋漁港)の看板に従い、海方面に曲がり道なりに行くと、都屋漁港の門がある。その門を通るとすぐに正面に石灰岩の台地が見える。その石灰岩台地の右奥にトーチカの銃眼がある。
【駐車場】
都屋漁港内に駐車場がある。
【沖縄戦での戦闘】
来襲する敵をこのトーチカで迎え撃つ目的に作られたと考えられるが、構築した部隊は、トーチカ陣地を捨てて配備変えになったため、このトーチカは使用されなかったという。これは沖縄戦では、水際作戦を放棄して内陸持久作戦に転換したためだろう。
【感想】
完全に忘れ去られた戦跡で戦跡であることを示すものは一切ない。今はダイビングの基地となっており、若者たちの声が響いており、そのギャップが何とも言えない。
海岸の石灰岩の露岩にトーチカが作られている。
銃眼はコンクリートで加工されている。中は広そうだが、蚊の量が凄まじかったため、入るのを断念した。
銃眼のまえに漁船があり、銃眼を発見に時間を要した。
トーチカの目の前が海であり、来襲する敵を海際で迎え撃つために造られたことがわかる。