沖縄本島中南部の石畳道
 
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沖縄は石畳道の多い街である。琉球王朝時代に多数の石畳道が整備され、現在ではメインストリートから外れてしまった急斜面のごく一部に石畳道が残っている。急斜面以外はアスファルト道路にされてしまったのだろう。石畳道は独特の風情があり、僕は好きである。しかし雨の日にゴム靴で歩くと滑りやすいので気をつける必要がある。やはり石畳には"わらじ"が一番だろう。
 
 
我如古ヒージャーガーの石畳道 宜野湾市我如古 1892年
 
我如古ヒージャーガーに下る石畳道。長さ30mほどだが、補修の跡もなく、建設当時のままに残っている。
 
 
 
 
当山の石畳道 浦添市当山 17世紀後半
 
首里城と普天間宮を結ぶ普天間街道の一部が石畳道として残っている。長さは200mほどで良く整備されており、牧港川にかかる大正時代につくられた石橋も綺麗に残っている。馬がころぶほどの急勾配であり「馬ドゥケーラシ」(馬転がし)と呼ばれたらしい。実際はそれほど急坂ではないが、馬のひずめは石畳は滑りやすいのだろう。
 
 
 
 
棚原の石畳道 西原町棚原 18世紀?
 
棚原集落の急坂に石畳道が30mほど残されている。しかし、斜面から土砂が流れ込み、石畳が埋もれており倒木もある。立派な看板があるが、石畳道そのものは整備されていない。それがまた味があるのだが。
 
 
 
 
金城町の石畳道 那覇市首里金城町 16世紀
 
首里城と那覇港を結ぶ真珠道の一部の石畳道が240mほど残っている。首里城と隣接し、「ちゅらさん」の舞台となったことから観光客も多く、沖縄で最も有名な石畳道だろう。周辺には大赤木群生地や湧水など見どころが多い。
 
 
 
ヒジ川ビラ 那覇市首里崎山町 16世紀
 
首里城と識名宮を結ぶ古道の一部が150mほど残っている。崩れかけたところもあるが、全体として良く残っている。坂道の途中にヒジガーという湧水があり、この道を通る人はそこで水を飲んで一服していたらしい。ビラは坂の意である。「首里識名歴史散歩」のルートの一部としている。
 
 
 
 糸数樋川の石畳道 南城市糸数 整備年不明
 
糸数樋川およびカマンカジと糸数集落を結ぶ石畳道。長さは50mほどだが、かつての雰囲気が良く残る良いところだった。
 
 
 
仲村渠樋川前の石畳道 南城市仲村渠 整備年不明
 
仲村渠樋川前の斜面に30mほどの石畳道が残っている。
 
 
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