大里グスク 南城市大里 
 
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チチンガー
【場所】
大里グスクの入口、大里西原公民館の前である。湧水としてはわかりやすいところにある。
 
【駐車場】
大里グスクと同じく、パークゴルフ場の下に広い駐車場がある。
 
【歴史】
案内板によると以下のとおりである。築造年代は定かではないが、島添大里グスクとの関係から14世紀頃と推定される。井戸の湧水地点は地表から8m下にあり、取水地までは琉球石灰岩の岩盤を削って43段の階段が取り付けられている。取水地の岩盤部分は琉球石灰岩の面取り積みの石垣が積まれており島添大里グスクの城壁の一部ともされている。伝承によれば、井戸が城壁外にあると清水湧きだし、城壁を拡張し、城内に取り込まれると水が枯れたとのことである。また城内のスクヤマヌウカー(御井)が枯れたので築造したとの伝えもある。
なお「チチンガー」は「チチマランカー(城壁を包まないカー)」と呼ばれていたのが、いつの間にか「チチンガー」となったという。
 
【現在の利用】
ガーの上に拝所があり、現在も頻繁にお祈りに来る人がいるようである。大里の拝所は、門型になっていて、香炉の向こう側が見えるのが特徴である。
 
【感想】
降り井戸と呼ばれる地中深くまで掘ったガーであるが、グスクは高台にあるので、相当深くまで掘らないといけなかったのだろう。これほど深い降り井戸はこれまで巡ったなかでは「高良上の井戸」くらいだろうか。階段も立派で、水も豊富に流れており、一見の価値がある。しかし水道が普及する前はこの階段は大変だっただろう。
 
 
ちょうど街歩きをしているグループがいたので、失礼して遠くから撮影した。
沖縄はグループで街歩きをしている方が意外に多い。僕くらいの年齢の人はほぼ皆無だけど… 
 
 
湧出口までは階段を下りていく。
 
 
 
6月に再訪した時は階段が雑草に覆われていた。
 
 
 
湧出口。
 
 
 
地下水脈がガーとなっている。とてもきれいな水で、美味しかった。
 
 
 
水がゆっくりと流れている。
 
 
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