勝連グスク うるま市勝連南風原
 
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【場所】
県道16号を海中道路方面に向かう途中の丘の上にある。
 
【駐車場】
広い駐車場がある。駐車場のとなりには勝連城跡休憩所があり、売店、休憩スペース、遺物の展示、図書コーナー、映像コーナーなどがある。開所時間は9時〜18時まで。
 
【遺構】
城壁は、自然の地形を巧みに利用しながら、石灰岩の石垣をめぐらせている。北西の最高部から一の曲輪、二の曲輪、三の曲輪、四の曲輪と各平場が階段状に低くなり、再び南東側の東の曲輪で高くなっている。
 
【歴史】
先史時代後期末から古代人の生活地として利用され、13世紀前後より城塞としての体裁を整えた。現在の城は13世紀-14世紀に茂知附按司により築城され、阿麻和利が1458年に琉球王府によって滅ぼされるまで使用された。明治の頃までは、城を取り囲む石積みが残っていたが、大正から昭和にかけての採石により、石積みのない城にかわった。2000年に世界遺産に登録された。
 
【景色】
勝連城跡の標高は約60m〜98m。最高点からは、北は金武湾を囲む北部の山々、東に海中道路や離島を望むことができ、南は知念半島や久高島、護佐丸の居城であった中城城跡が一望できる。
 
【感想】
美しい城である。かつ景色も最高で、沖縄随一のグスクだと思う。何度も訪れたくなる城である。
 
 
折り重なる石垣の曲線が実に美しい。
 
 
 
石垣が4段になっており、城壁の高さでは沖縄一だろう。
 
 
 
城壁を木段で登って行く。
 
 
 
頂上にあたる「一の曲輪」からは360度の景色が素晴らしい。転落防止の柵がないのが良い。 
 
 
 
 
勝連南風原の集落、緑、そして青い海が美しい。
 
 
 
中城湾方面の景色。知念岬までが一望のもとである。
 
 
 

 

勝連城の湧水

勝連城内には、夫婦ガー(ミートゥガー)、ウタミンガー、仲間ヌウカー(カンジャーガー)、門口のカーの4カ所のカーが現存する。カーはすべて四の曲輪にある。

【歴史】

石積みを見ると、いずれも築城された13世紀ころからある古い井戸と考えられる。

【現在の利用】

香炉もないところを見ると、現在は拝所としての利用すらないのかも知れない。

【感想】

水が湧いているカーが一つのみで、他は土砂に埋まりかかっているのが残念である。しかし、13世紀のグスクの現状を伝える貴重な史跡であることに変わりはない。

 
夫婦ガー(ミートゥガー)
 
 このカーの前で恋愛が成就するとその愛は永遠となり、失恋すると男女のどちらかが命を落とすという言い伝えがある。
 
 
 
 
 ウタミシガー
 
それほど深い井戸ではないが、水が湧いている。
 
 
 
仲間ヌウカー(カンジャーガー)
 
最近発掘されたという大きなカー。かなり深い井戸だが、どうやって水を汲んだのだろう。 
 
 
 
門口のカー
 
グスクの入口にあるカー。水は涸れていた。
 
 
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