具志川グスク 糸満市喜屋武
 
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【場所】
喜屋武集落の中心部から南へ1.5qほどのところにある。糸満方面から県道3号線を南下すると、喜屋武バス停のある広場に至る。その広場の左奥の道に入るとすぐに、具志川城跡と書かれた道標があり、それに従い右折する。集落を抜け畑地の中を通る細い道であるが、真っ直ぐ進むと、具志川グスクの駐車場に至る。
 
【駐車場】
入口に3、4台停められるスペースがある。
 
【遺構】
野面積みの石垣が複数残る。現在復元中らしい。グスクの構造は案内板によれば以下のようらしい。
 
「この城は、断崖の付け根のところに城門があり、そこから一段下って二の丸、さらに一段下って本丸が海に突き出ています。石垣は珊瑚性石灰岩の野面積みですが、門の部分には、切石を用いた痕跡が残っています。城の規模は長さが東西82〜83メートル、南北の巾は二の丸で33メートル、本丸で16〜17メートルです。」
 
【歴史】
案内板には以下のように記されている。
 
「久米島の伝説によれば、この城は久米島の具志川城主真金按司が伊敷索按司の二男真仁古樽に攻められて落城し、島を脱出して本島に逃れ、故郷と同じ名の具志川城を築いたといわれていります。その真偽は不明ですが双方の立地や規模、構造はよく似ています。」
 
【景色】
太平洋と東シナ海が交わる地点であるため、グスクから眺める海は、波が高く迫力がある。
 
【感想】
個人的には、糸数グスクと並び、沖縄で最も気に入ったグスクである。
 
 
 海に突き出た本丸は、いつまで眺めていても飽きない景観である。
 
 
 
具志川城の入口は車が3台停められるくらいで、新しい看板などもなく、とても地味である。
 
 
 
雑木林を抜けると、海を背景に美しい城壁が見え感動する。
 
 
 
かすかな踏み跡が、グスクへと続き、城門を抜け、二の丸へと入っていく。 
 
 
 
二の丸は、野面積み城壁に囲まれている。
 
 
 
 石垣の高さは4mほどである。
 
 
 
二の丸には拝所がある。
 
 
 
湧水もあり、転落防止の柵で覆われている。
 
 
 
深さ2mほどの井戸の中には少しだけ水が溜まっていた。
 
 
 
本丸の城壁はまさに海へ突き出ている。
 
 
 
波が直接真下の岩に打ちつけている。
 
 
 
本丸は断崖の上にあることがわかる。
 
 
 
喜屋武岬沖は那覇空港に着陸する飛行機の通り道となっており、頻繁に様々な飛行機が通過していく。
 
 
 
具志川グスクの最大の魅力は、太平洋から押し寄せる高波とその海鳴りだろう。台風接近時に行けばさらに迫力ある波がみられるだろう。
 
 
 
 
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